COLUMN電気の基礎知識

工場における電気図面の必要性

2022年5月27日
  • 図面
工場内の電気設備状況を示した「電気図面」。
しかし、実は意外と工場の現状を正しく反映している電気図面を所有している事業者様は少ないです。

今回は、電気図面がない場合とある場合でどのような違いがあるかなどをご紹介します。

このようなお困りごとはありませんか?

  •  改修後の図面がない、作っていてもまとまっていない
  • 完成当時の図面が保管されていない
  • 図面がなくトラブルが発生しても原因がわからない
  • 工場長など一部の人しか現状を把握していない
  • 図面がなく部内共有・引継ぎができない
  • 見えていない部分があり、メンテナンスにひと手間かかる
  • 二次側の単線結線図まで明確にしたい

図面の作成についての詳細はこちら

調査から図面作成までワンストップで対応します

電気設備図は事業所内の電気系統と使用設備を明確にする図面です。
つまり、どこで何のための電気が使われて、どの位置に取付けているのかを明確にするための図面です。

電気設備図面を作成するには、まずは建物全体図を参考に建屋の寸法を確認するところから始まります。
その後、変電所から分電盤の経路を把握、分電盤以降の設備情報を記録していきながら、「電気設備の配置図」「配線系統図」「幹線系統図」「分電盤結線図」を作成していきます。

このように図面作成は工数がかかるため、意外と業者にお願いしても敬遠されがちです。
わたしたちは、「ゼロからの作成」「既存の図面の更新」どちらも対応可能です。
図面作成からその後のアフターフォローまで一貫で対応いたします。


よくご相談いただくケース

①図面が無くて工場の全体状況を把握できない

 

before

古い工場を買い取ったため、電気設備図がそもそもなく、全貌を把握できていないという状況です。生産設備を増設したいが、電気容量が足らない、回路が足らないという理由で設備の増設ができないというケースがあります。

after

電気図面をゼロから作成したことで、全体の把握および二次側の電気設備まで把握できるようになります。電気容量も調査し、空き容量を把握し、設備の増設も検討することが可能になります。メンテナンス時や今後の設備改修や移設の際も検討や依頼がスムーズにできるようになります。

②増設や改修により従来の図面と一致しない

 

before

増設や改修を繰り返したことで、当初の図面と違ってしまっている状況です。
漏電や電源がこない、電気が通電しないというトラブル時の対応に非常に困ってしまいます。

after

既存の図面をベースに、新たに増設や改修した設備を調査し、付け足していきます。当初と電気容量も変更しているため、現在の電気容量含めて調査していきます。新しい図面化により、配線や設備の位置を把握することができ、トラブルが起きても迅速な対応が可能になります。

③一部の人間のみが設備状況を把握している

before

工場長や設備担当しか配線や設備の配置を把握していない状況です。工場長や設備担当も高齢になり、引継ぎが必要となりますが、引継ぎしようにも、図面化されていないため引継ぎがうまくできない状態です。

after

図面を作成し、設備情報や配線、配置を可視化したことにより、スムーズな情報共有、設備担当者への引き継ぎが可能になります。工場運営を長期的に考え、工場を長く使い続ける場合には、電気設備の図面化は必ず必要です。
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図面作成は中村電設にお任せください

「0から図面を作成したい」「既存の図面が古く現状と合致していないため、更新してほしい」「レイアウト変更と図面更新をセットで行ってほしい」など、何かご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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