コンプレッサに関してこのようなお困りごとはありませんか?
- コンプレッサの電気代を削減したい
- 複数台あるコンプレッサの運転を最適化したい
- 増設を繰り返して様々なメーカー・機種のコンプレッサが存在している
- 台数制御盤を導入済みだが、離れた場所の機器については制御できていない
- コンプレッサの増設を検討しているが、なるべく費用を抑えたい
コンプレッサの主な省エネ手法
これまでにすでにコンプレッサの省エネについて一部取り組まれてきた方も多いと思います。
しかし、一言でコンプレッサの省エネと言っても、実はいろいろな手法があります。
それらすべてを対策済みという方は多くありません。
今一度、どのような省エネ手法があるのかを確認し、まだ取り組めてないものがないかチェックしましょう。
- 吐出圧力の見直し
- 給気温度の低減
- エア漏れの軽減
- 吸い込みフィルターの清掃
- 運転時間・台数の見直し
- 台数制御によるムダな運転の軽減
- 配管のループ化
- 高効率機器への更新
今回はこのうち、台数制御盤の導入によるコンプレッサの省エネをご紹介します。
通常の台数制御盤とは異なる「予測台数制御盤」の制御機能
今回ご紹介する負荷予測台数制御盤は、通常の台数制御盤とは以下の異なる機能を持っています。
そのため、すでに台数制御盤を導入している場合でも、この負荷予測台数制御盤に更新することで、さらなる省エネを実現できます。
負荷予測台数制御盤の特徴
圧力変化スピードまで演算して制御
通常の台数制御盤は、設定した上限圧・下限圧に応じてコンプレサを制御します。
一方、本制御では、空気圧の増加・減少スピードと流量を演算し、結果として2台目稼動などの余分な電力を消費することなく、全体制御が実現します。
0.001MPaまで細かく設定できる
通常、制御を行う際の設定圧は0.01MPa単位でした。
一方、今回ご提案する技術では0.001MPaから設定ができ、従来の方法に比べ、追従性があがります。
結果として、下限圧の見直しができ、それだけで省エネを図ることができます。
異なるメーカー・機種・容量の機器に対応
機器の増設などを繰り返していると、メーカーや機種・容量の異なるコンプレッサが混在します。
通常の台数制御盤は、メーカーなどが異なると制御できない機器がありましたが、この台数制御盤は国内外のあらゆるメーカー・機種・容量・圧縮方式のコンプレッサを制御できます。
これまで制御できなかった機器もまとめて制御することで、さらなる省エネを実現できます。
<主な対応メーカー>
- 三井精機
- アネスト岩田
- 日立産機システム
- コベルコ・コンプレッサ
- IHI回転機械エンジニアリング
- 北越工業
負荷予測台数制御盤によって省エネ効果が出やすい工場の特徴
台数制御盤の導入により、省エネ効果が出やすい環境とそうでない環境があります。
例えば、新しい工場の場合は、同一メーカー・機種のコンプレッサが設置されているケースが多いため省エネ効果が少ないのに対し、古い工場は、機器がバラバラなことが多いため、省エネ効果が出やすい場合が多いです。
省エネ効果が出やすい5つの工場の特徴をご紹介します。
複数メーカーのコンプレッサを使用している
これまで単独運転していた他メーカーについても制御可能なため、より最適な運転が可能になります。
コンプレッサの台数が3台以上
コンプレッサが複数台設置してある工場ほど大きな省エネ効果を得られます。
コンプレッサが分散して設置してある
離れた場所に設置してあるコンプレッサについても一括制御できるため、工場全体での最適運転ができます。
インバータ搭載機の設置数が全体の30%未満
すべてのコンプレッサがインバータ搭載機の場合は導入をおすすめしません。
一方で、古くなったインバータ機を交換する際に、台数制御で省エネ効果を下げずに低速機に更新することで、イニシャルコストを下げるご提案もできます。
24時間稼働している
稼働時間が長いほど投資回収期間も短くなります。